W断熱とは

 

w断熱とは、「外断熱」と「内断熱」のハイブリット断熱工法のことです。

 

①新しい断熱基準に対応

2022年4月1日に日本の住宅性能表示基準が一部改正され、ZEHレベルの基準である断熱等性能等級の「等級5(ZEH基準の水準)」が新設されました。

断熱等性能等級の等級4は、建築物省エネ法における現行の省エネ基準相当になります。

 

この表の「民間基準」とは、一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会が制定したもので、「HEAT20(ヒート20)」のことです。G1、G2、G3の三段階でG3が最高になります。

加度商はこのG2(断熱性能等級6):Ua値0.46を基準にしています。

※加度商の施工エリアは、原則「地域の区分:6」となります。

 

今後、日本の住宅の断熱性能に関する基準や考え方は、大きく変わっていきます。加度商の家は、常に快適に長く暮らしていける性能を提供していきます。

 

ポイント①:断熱性能等級はUa値で定義

Ua値(ユーエー値)とは、「外皮平均熱貫流率」のことで、どれくらい熱量が家の外に逃げやすいのかを表す数値です。「0」が最高数値となり熱がまったく外に逃げない状態を指します。家の断熱性能は「Ua値を質問する」ことで判断ができるようになります。加度商の家は「Ua値0.46」です。

ポイント②:等級4が最低基準になる

2025年4月以降はすべての新築住宅に等級4が義務付けられました。断熱性能は、建築費用を安くするために等級1も選べていますが、今後は断熱基準が引き上げられます。これに伴い、住宅ローンのフラット35の金利基準も大きく変わります。現状は等級4で金利優遇でしたが、フラット35のS(ZEH)プランが新設され金利優遇を受けるためには、より断熱等級の高い住宅が求められるようになります。つまり、現状の最高等級4が今後最低基準になるのです。

ポイント③:加度商の家はUa値0.46を設定

この背景を踏まえて、加度商の家はUa値0.46を設定した仕様にしています。

そのためにもっとも大切にしているW断熱について次に解説します。

 

 

②W断熱工法とは

加度商の家は大空間吹抜けリビングの間取りがとても多く、初めて見学に来られたお客様はとても驚かれます。そして特別な空調システムを入れているわけではなく、家電量販店で売っている普通のルームエアコンでの空調にびっくりされます。「夏暑くないんですか?」「冬寒くないんですか?」と必ず質問されます。その答えは、加度商の家オリジナル断熱工法「W断熱」にあります。

 

ランニングコストを考えた家づくり

住宅取得後に必要となるのが、ランニングコスト(補修費用や光熱費のこと)です。ランニングコストまでしっかり考えて家づくりを行うことがとても重要です。加度商での対策は以下の通りです。

▷図解

日本では、壁の中に充填する内断熱か外に貼る外断熱のどちらかが主流です。その両方のメリットを持ち合わせるのがダブル断熱です。国土交通省の認定を受けている工法なので、安全・安心。ダブルの断熱効果で、階段やロフト・吹き抜けのある大空間を楽しみながら、快適な室内環境を実現します。

▷内断熱

内断熱とは、柱と柱の間等に断熱材を入れる方法

・柱サイズまで充填可能。
・広く普及しているため、材料・施工費が安値。
・断熱性能が経年劣化しにくく安定している。

加度商の内断熱に採用している断熱材はセルロースファイバーです。

セルロースファイバーについて詳しく知りたい方はこちらです。

セルロースとは?

▷外断熱

外断熱とは、建物を外側から覆うように断熱材を施工する方法

・断熱材が途切れないので熱損失が少ない。
・気密性能が高くなる。

加度商の外断熱に採用している断熱材はEPSボードです。

▷高性能断熱窓

居室部分のサッシは樹脂複合サッシを採用しており、外側はアルミで室内側は樹脂のフレームとなっており外部からの熱を通しにくく、内部からは熱を逃がしにくいサッシです。また北面以外の大開口窓ガラスは遮熱高断熱複層ガラス(LOWーEガラス)を使用します。遮熱高断熱複層ガラスは室外側のガラスに特殊金属層をコーティングしており、夏の費材を約60%カットし冷房効果を高めます。また紫外線も82%カットするので日焼けを抑制できます。一般の複層ガラスの2倍の断熱効果があります。