W耐震とは

 

 

W耐震とは、「耐震設計」と「制振装置」のハイブリット耐震設計のことです。

 

 

①なぜW耐震設計が必要なのか?

 

日本の建築基準法は、地震に耐える(耐震設計)が基本です。つまり、揺れに耐える設計によって構造計算が行われます。現在の耐震設計の等級は3段階あり、最高等級は3です。加度商の家は「耐震等級3」を標準仕様にしています。

 

 

 

しかし、地震は1回ではありません。長く暮らしていく大切な住まいは大きな地震に1回だけ耐えればいいものではないのです。また、熊本地震では観測史上初となる2回の震度7が発生しています。つまり一回の地震で2回大きく揺れたことになります。複数回の揺れに対して「揺れを制御する」制震装置が大きく効果を発揮します。加度商の家は「制振装置」を組み合わせて耐震設計の弱点を補うハイブリット設計を標準仕様にしています。

 

 

 

②制振装置「KRASOL」

 

制振装置には、住友ゴム工業株式会社の新型ダンパー「KRASOL」(クラソル)を採用しています。

 

 

特徴①:高減衰ゴム

地震のエネルギーを高減衰ゴムが吸収して発散することで、揺れを制御する高減衰ゴムを使った制震ダンパーで建物の変形をおさえます。

 

こちらの図のように、ボールに加わったエネルギーは「飛び跳ねる」ことで発散していきますが、高減衰ゴムは、エネルギー吸収量がとても大きく、動くことはほとんどありません。制振装置の技術は、この高減衰ゴムのおかげです。

この制震ダンパーは、住宅だけではなく熊本城や伝統建築物の東本願寺にも採用されています。また橋梁ダンパーとしての実績も多く、寒い北海道から暑い沖縄県の橋梁ケーブルする技術として実績があります。日本だけではなくカナダやベトナムなどの橋にも採用されており安心の技術です。

 

特徴②:メンテナンス不要

制震装置「KRASOL」に内蔵されている高減衰ゴムは、60年経過しても性能がほとんど変わりません。また部品の交換や点検などのメンテナンスも不要です。熊本城や橋梁ケーブルに採用されている実績は定期的なメンテナンスが不要な点も大きいのです。

 

 

標準設置は4基です。X方向Y方向にそれぞれ2基ずつ配置してきます。※延床面積によっては増える場合もあります。

 

さらに詳しく商品を開設した動画もごらんください。

商品説明動画

 

加度商の家は、自由設計による注文住宅です。長く暮らしていく住まいだからこそ、揺れに耐える「耐震等級3」の家に、揺れを制御する「制振装置」を組み合わせたハイブリット耐震設計を標準仕様にしています。