「家を建てる」
建築・法律・土地・お金・家族
いろんなことを同じテーブルに並べて
建築主(お客様)に
一番ベストな計画を立てていきたい。
日々家づくりの現場にいる中で
感じたことを少しずつ
綴ってみようと思います。
今日の視点は
「補助金の謎」。
2026年に家を新築する人が対象になる
“みらいエコ住宅2026事業“
尾道エリアなら35〜110万円の
工事費用の補助が受けられます。
大きなお金をもらえるのなら
このタイミングで家を建てようと
背中を押すきっかけになるのが補助金。
補助概要は、
みらいエコ住宅2026事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に寄与する良質なストック形成を図るため、「ZEH水準住宅」や「長期優良住宅」の新築、特に高い省エネ性能等を有する「GX志向型住宅」の新築及び省エネ改修等への支援を実施し、物価高の影響を受けやすい住宅分野の省エネ投資の下支えを行う事業です。
(公式ページより抜粋)
。。
簡単にまとめるなら、
いい家(良質なストック形成)を
建ててくれれば
エコになる(カーボンニュートラル実現寄与)ので
補助します(物価高影響受けやすい住宅投資の下支え)よ。
と読み取れますね。
一生に一回の大きな買い物だから、
いい家を建てていきたい。
誰もが思うことです。
だから、ぜひこのタイミングで考えたい。
と考えるのでいい制度だなと思います。
しかし、
実際にお客様と家づくり計画の相談を
受ける中で、
「お客様のケースは、今回補助対象になりません」
と伝えなければならないシーンが
あるのです。
これは、とても悲しいことです。
「抽選です」とか
「今日からではとても期日に間に合わない」など
納得できる理由があれば
わかるけれど、
「強制的に、あなたはダメ」
って言われると
「え?なんで?」と思います。
それを伝えるのは
とても心苦しいのです。
。。
「なぜ、子育てor若者世帯限定なのか」
子供ができないご夫婦もいらっしゃいます。
結婚のタイミングが50代ってこともあります。
「カーボンニュートラル」とか
「良質なストック形成」とは
『家の商品』に関することで、
家を求める人に
制限を設ける理由が
この補助制度には記載がありません。
広く公平にしてもいいと思うんです。
家を求める人をみんな公平に
利用できるようにすることで
良質なストック形成と
カーボンニュートラルが少しでも早く
実現できることに
ブレーキからアクセルに
変わると思うんです。
。。
「なぜ除却の範囲が超限定的なのか」
・自分の家じゃないとダメ
・未登記の家はダメ
・解体後の更地ではダメ
崩れそうな空き家の中古住宅を
解体して更地渡しのケースは
他人の家なので除外になる。
(いったん買主に古家の名義変更
が終わるまで解体できないのか)
曽祖父が建てた古い空き家を
ひ孫のUターンのために建て替えたいが
昔の家は未登記のまま。
(明らかに現存するのに)
良質なストック形成とは、
耐震性の高い建物に建て替える
ことも対象になると思います。
空き家問題の解消の意味でも
この除却の範囲はもっと
広くして、
世の中の建物の
安全性をあげてもいいと思うんです。
建築主が住むための
家づくりが基本だから
そんなに限定的にしなくてもいいと思うんです。
国会議員さんか
国家公務員さんか
どこかの誰かが
「こういう制度を作って、世の中を良くしよう」
と発案してくれて
始まったことだと思うから、
変なブレーキをかけずに
いいことは
ドンドン推進していくように
なったらいいなと
現場のお客様と家づくり計画を
進める最前線で
感じることです。
2027年の制度は
もっと範囲が広がると
恩恵を受けられる人が
増えていいなぁと
思いました。
次回は、
6月12日(金)に
登場します。
おしまい。
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