先日、広島県工務店協会の理事会に参加していたら
耐震性の話になりました。
当然、耐震性が重要なのですが、改めて思いますね。
もうキラーワードだと思うです。この言葉。
「南海トラフ地震の発生率は、今後30年以内に発生する確率70%~80%」
※政府の「地震調査研究推進本部」(2023年1月時点の最新データ)
発生すればマグニチュード8~9クラスの地震と津波の発生が懸念されています。
地震の多い日本において耐震性が求められるのは必然の事です。
そこで家づくりを始めると、出てくるワードで「耐震等級」ってのがあります。
これは最高等級が3まであるのですが、
ワードの説明は省きます!!
最高等級の3をとるのは必須だと思っています。
ここで、地震対策として挙がってくるのが
「耐震」「制震」「免振」っていう3つの対策方法。
これがどう違うのか!?
夜な夜なチャットGPTと遊んで作った画像を見て下さい(^^♪
まず、「耐震」。
これは地震に耐えるって事。
守備力を上げるって事です。
ドラクエの魔法でいう「スカラ」みたいなものです。
こんな感じ↓↓↓
パンチ(地震)をくらっても、耐えるボクサー(家)
ってイメージしてください。
これが耐震等級が最高等級になるとこうなるイメージです↓↓↓
パンチ(地震)をくらっても、表情はまだ余裕って感じ!
この打たれ強さの違いが耐震等級だと思ってください。
続いて「制震」について。
制震とは揺れを吸収して弱めるイメージです。
相手の攻撃力を下げるってイメージですかね。
ドラクエの魔法でいう「ヘナトス」みたいなものです。
こんな感じ↓↓↓
揺れの力を抑えるので、
熊本での地震のように繰り返し発生する揺れに対しても非常に有効です。
一回顔面にバチっとパンチもらうとダメージくらいますが、
軽くポンって何回されてもダメージ受けないみたいに
とても有効です。
最後に「免振」について。
これは揺れを受け流すって感じ。
「暖簾に腕押し」みたいなイメージです。
ドラクエの魔法で言う「マヌーサ」をかけるみたいな感じですかね。
こんな感じ↓↓↓
このように意味合いが異なってきます。
では現実的な話をしましょう。
まず免振に関しては、
正直、住宅にはあまり採用されていません。
規模がでかくなるのもありますし、コストもかかると思います。
また現実的に「耐震」「制震」に比べて
圧倒的に部材が発売されていません。
だから木造住宅においては
「耐震」「制震」が重要です。
私はこれ両方使うべきだと思うんです。
どちらか一方ではなく、欲張って両方。
それだけ、地震対策って重要だと思っています。
ガリガリのボクサーが何回殴っても
ビクともしない屈強なボクサーであろう!!
窓が壁一面あって、
柱もない・・・
二階の一部が飛び出してオシャレな外観の家・・・
どれも憧れがあります。
でも、大前提である家の使命は
「命を守る事」だと思います。
もちろん、上記のようなデザインで耐震性に優れる家も作れます。
でもね・・・お金かかっちゃうんです。
だから、特殊な部材を使わなくても
設計力と提案力で
その両方を叶えて行こう!!ってのが加度商の考えであり、
そんな家をたくさん作って、もし地震が発生した時に
命と財産を守れる家をたくさん作ることが
加度商の使命だと思っています。
では、次はお盆休み前の8/11です。
その時には減量の事を報告します(^_-)-☆