奥田征尚 自己紹介へ

建築候補地のチェックポイントを少しご紹介しましょう。

公開日:2025/08/24(日) 更新日:2025/08/23(土) ★奥田ブログ

こんにちは。
加度商の奥田です。

高校野球は沖縄尚学高校が
優勝しましたね〜。

いいピッチャーの継投で
見ていて安定感のあるチームでした。

高校野球のプレイに対する「一生懸命さ」は
毎年元気をたくさんもらえます。

我が広島の広陵高校も
ぜひ頑張って欲しいと思います!

 

今日は、土地選びのポイントについて
少しご紹介しますね。

 

まず、不動産屋さんでよくあるやりとり。

お客様:土地情報を見せて欲しいです。
不動産:場所は?広さは?ご予算は?
お客様:・・・。

完全にお客様無視のやりとりです(笑)。

 

自動車を見にディーラーさんに行くと
アドバイザーさんから

排気量は?
何人乗る?
色は?

って聞かれますか??

絶対に聞かれませんよね。

 

これぐらい
カスタマーサービスの視点がないのが
古い体質の不動産業界です。

 

排気量じゃなくて、車の利用目的は?
週末にファミリーでお出かけ?
買い物の量は?
なんて会話になると思います。

 

土地も同じです。

 

まず土地選びは、

「どんな暮らし」をしたいのか?

 

これを家族で話し合うことが一番最初のスタートです。

 

え?それがわからないんだよ〜って?
そうですよねー。でも
そんなに難しく考えずに、

今はアパートでベランダも狭いし
1階だからカーテン開けたことない。。
じゃあ、小さくても外に出て楽しめる
庭のある暮らしなら
犬も飼えるし、家族みんなで
お外でランチも楽しめそう!

こういうくらいのニュアンスで
いいんです。

カープが大好きだから
黒田のユニフォームを飾りたいし、
サインボールも並べたい。
我が家だけのオリジナル造作カウンター
って憧れる〜〜。
マツダスタジアムには行けないけど
我が家の大迫力プロジェクターとスピーカーで
臨場感を味わいながら
涼しいクーラーの下で
ビールをぐびぐび・・。

こういうくらいのニュアンスです。

 

という暮らしの方向性が
ぼんやり見えてくると
話が進みますよ!

 

という前提で、
建築のプロがご紹介する
「土地のチェックポイント」を
ご紹介します。

 

その1:高台の落とし穴

ネットで見たら
土地面積も広いし、
高台で景色がいいって書いてある!

ところが・・

 

 

下から現地を見てみると
たしかに高台ではありますが、
対象地が上の矢印のところで、
敷地境界は下の矢印のあたりです。

この場合、

・この“がけ”部分も
 敷地面積に含まれるケースがほとんど。
 ▶︎つまり、70坪って記載があっても
  この“がけ”も含めて70坪という
  落とし穴。。。

 

・広島県条例で“がけ”上の建築地の場合
 この“がけ”が崩れたことを考慮した
 基礎計画が必要になるケース。
 ▶︎この場合、新しい家の基礎に
  長〜〜い杭工事が必要になりそうという
  落とし穴。。。

 

つまり、高台の場合は、
⚫︎実際に家を建てられる広さは、どれくらいあるのか?
 をチェックする。
⚫︎高台の高さによっては、杭工事の予算が必要と
 理解しておく。

ここが重要です。

 

その2:屋根がはみ出している

立地もいいし、築年数も古くないから
リフォームすればいいんじゃない!
とネット情報で見つけたものの、、

 

 

 

購入予定の中古住宅が
屋根が隣の敷地に、
はみ出している・・。
いわゆる越境状態です。
※右上の矢印が右下のブロック境界を越えている・・

この場合、

・隣地の方から、屋根短くして!
 ってほぼ100%言われます。

さらに、こういうケースだと
境界ブロックもしっかり確認
しておかないと、

このブロックが傾いてるから
直してくれとか
このブロックはウチとオタクの
折半だから
お金出しあって
フェンス作ろうとか

隣地の方との
お話し合いが別途必要になることも。

 

つまり、
⚫︎その物件に対する近所の方の
 クレームもついてくる可能性があるので

契約前に、そういうことがないか
きちんと確認しておく。

ここが重要です。

 

その3:ハザードマップは2種類ある。

 

大雨のニュースが多いので、
「浸水・洪水」に
目がいきがちですが、

ハザードマップは

・水 に関するもの
・山 に関するもの

の2つがあります。

 

山に関するものとは、
・裏の山が崩れやすい形状なので、
 注意して!

って内容をまとめたものです。

 

例えば、この土地。

 

広い道路に面しているので
計画しやすそうですが、
よくみると
道路の反対側に
傾斜の大きな山があります。。

土砂災害のハザードマップで
確認してみると、、

 

 

イエローの部分と
レッドの部分が
重なっていますね。

見方は、信号と一緒です。

イエロー 気をつけて!
レッド  とまれ!

つまり

レッドは建築できません。

ネットでもしっかり確認できるので
候補地が
ハザードマップに該当しているのか
確認しておきましょう。

リンクはこちら。

 

今回3つほどご紹介しましたが、

・どんな暮らしをするか?(生活)

 の話の先に

・どんな建築ができるのか?(ハコ)

 法律・金額・技術的な検討項目があります。

 

この2段階目で

見ておくポイントがありますので
しっかり家の計画段階で
おさえておきましょう!

 

さて、恒例のグルメ日記は、
またまた
冷え冷えメニュー(笑)。

 

 

本場の鹿児島まで
シロクマ食べに行きたいところですが、
ファミレスでも
この十分楽しめますよ!

※これでもミニサイズ!

 

みなさんもぜひ!

次回は、8月31日(日)に
登場します。

おしまい。

 


 

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