こんにちは。
金曜日担当の中です。
先日のブログでは広島県の土砂災害や洪水、高潮等の
ポータルサイトをご紹介しました。
その中で登場した、土砂災害防止法について今日はご紹介します。
(正式名称:土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)
この法律は、土砂災害のおそれのある区域について危険の周知、
警戒避難態勢の整備、住宅等の新規立地の抑制、
既存住宅の移転促進などのソフト対策を促進しようとするものです。
※国土交通省より引用
詳しい概要はこちらをご参照ください。
たとえば、
・メディアやインターネットを利用して情報を提供する
・避難時の避難態勢を充実させ、緊急時の対応を定める
・危険ヶ所へ対策がされないまま住宅が建つことを抑制する 等々
土砂災害防止法では2つの警戒区域を定めています。
① 土砂災害警戒区域(イエローゾーン)
土砂災害の恐れがある区域で、
市町村によって、避難態勢の整備が行われます。
② 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)
土砂災害警戒区域のうち、建築物等に損害が生じ、
住民に危険が生じるおそれがある区域で、
住宅を建設する場合、構造に規制がかかります。
これらで定めた危険箇所をハザードマップで周知することも
ソフト対策の一環です。
ちなみにソフト対策の反対、ハード対策は
・砂防工事
・地すべり防止工事
・急傾斜地崩壊防止工事
こういった工事等のことを指しています。
ハード対策はどうしても施工に時間がかかってしまうので、
ソフト対策をしっかり取ることも大切だと思います。
警戒区域を避けて土地に建築するのが一番ですが、
建築した後に指定し直されるケースもあるので要注意です。
そうした時に今回ご紹介した、ソフト面対策をしっかり活用し、
実際に危険が迫った時に備えておかなければなりませんね。
それではまた来週。